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2024年02月05日 17:32 / 動画
日産自動車は2月2日、電気自動車(EV)を活用した法人向けのエネルギーマネジメントサービス「ニッサンエナジーシェア」の提供を、3月1日から開始すると発表した。
<ニッサンエナジーシェア>
「ニッサンエナジーシェア」は、EVのバッテリーを蓄電池として充放電制御を行う日産独自のサービス。
充電器または充放電器に接続した充放電制御システムが、クルマの使用予定やバッテリー残量、建物の電力使用状況をリアルタイムに把握しながら、最適な受給電タイミングを自律的にコントロールする。クルマとしての利便性を損なうことなく、電力のピークシフトやピークカットを図るとともに、太陽光パネルなどでつくられた再生可能エネルギーと連携させることで、エネルギーの地産地消や脱炭素化にも貢献し、EVの価値を最大限に引き出すことを可能にしている。
<サービスのイメージ>
建物の電力消費状況と、EVのバッテリー残量や使用状況を把握することで、複数のEVを保有している場合でも、建物の電力使用に影響を与えることなくEVを使用することが可能なほか、建物の電力需要が高まる時間帯に、EVから建物へ電気を戻すことで施設電力のピークをカットし、電力使用量を抑えるとともに、電気料金も削減できる。
また太陽光発電と連携し、太陽光での発電量が多い時には積極的にEVへ充電し、その電力を夜間に建物へ給電するなど、太陽光の発電状況に応じた受給電を効果的に行う。これにより、企業が自らの事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際的イニシアチブ「RE100」にも貢献する。
日産では同サービスについて、導入目的に応じた最適なソリューションの提案から、機器や施工業者の選定、補助金の申請など、スムーズな導入をサポートするとともに、導入後の保守運用や状況変化に応じた改善提案まで、ワンストップで提供するとしている。