ドコマップ実態調査/荷待ちのストレス、8割のドライバーが「感じる」
2024年02月13日 16:52 / 施設・機器・IT
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ドコマップジャパンが2月13日に発表した、トラックドライバーの「荷待ち」に関する実態調査によると、8割以上のドライバーが荷待ちにストレスを実感していることがわかった。
この調査は、今年1月、何度も荷待ちを経験したことのあるトラックドライバー109名に調査したもの。
ドライバーにとって、「最も」ストレスに感じることは、「事故や渋滞などの交通事情」が42.2%で最多だが、これに次いで多いのが「荷待ち」で22.9%であった。
<もっともストレスに感じること>
1日あたりの荷待ち時間は、1時間未満が41.4%、1時間~2時間未満が32.1%との回答が多いが、2時間以上~3時間未満も16.5%と多い。
<荷待ちの平均時間>
また、荷待ちに対するストレスは「中程度」と感じているドライバーは39.4%、「低いストレスを感じる」が24.8%となった。「高いストレスを感じる」との回答も14.7%と多く、中には「不安や怒りを抑えられない程のストレスを感じる」(3.7%)との回答もあり、程度の差はあるものの、多くのドライバーが荷待ちに対してストレスに感じていることがわかる。
<荷待ちのストレスレベル>
荷待ちの発生要因(複数回答)については、「他車両と予定時間が重なるから」が47.7%、「手荷役作業に時間がかかるから」が40.4%、「倉庫のオペレーションが効率的ではないから」が37.6%。自由回答では「商品物量が多過ぎるから」や「荷積み荷卸しの場所が少ない」などが多く、荷主や倉庫と連携した効率化が進んでいない実態が推察される結果となった。
<荷待ちの発生要因>
また、「車両の位置情報をリアルタイムで管理するシステムは荷待ちの解決のために有効だと思うか」という問いに対しては、「非常にそう思う」が18.4%、「ややそう思う」が29.4%と回答。約半数が荷待ちの解決に有効」と考えていることがわかった。
<車両位置情報の有効性について>
なお、荷待ち時間の記録状況については、約3割が「30分単位」で時間を記録しており、その記録方法として、約6割が「デジタルタコグラフ」を採用していると回答。しかし「記録された荷待ち時間のデータを運賃請求等で活用しているか」という問いに対しては、「非常に活用されている」が12.7%、「やや活用されている」が14.9%に留まっており、運送業界全体の大きな課題といえる。
<荷待ち時間データの活用>
■ドコマップジャパン(https://www.docomap.jp/)
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