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2024年02月26日 18:15 / 施設・機器・IT
岡山大学は2月22日、あいおいニッセイ同和損害保険、ヴェルト、ジャパンディスプレイ、両備ハッピーライフ両備健康づくりセンターと、運送・交通運輸業に従事するドライバーの運転寿命延伸と健康増進を目的に、運転挙動と健康状態の相関性を検証する共同研究を開始したと発表した。
<共同研究を行う岡山大学、あいおいニッセイ同和損保、JDI>
具体的には、2024年2月から1年程度の期間で、両備グループのドライバー延べ120人にJDIが提供するスマートリングとあいおいニッセイ同和損保が貸与するスマートウオッチを装着し、バイタルデータなどを取得。さらに、運転車両にあいおいニッセイ同和損保の貸与する通信機能付きデバイスを搭載し、走行データを取得する。
<研究に使用するスマートリング「Virgo」>
これらのデータを岡山大学が中心となり、ヴェルトが提供するAIプラットフォームを活用して分析、どのような健康状態や生活習慣が運転挙動に影響を与えるかを検証することで、運送・交通運輸業界における健康起因事故の防止や人手不足問題の解消への寄与を目指す。
共同研究の開始にあたり、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域の野上保之教授は「バイタルデータの分析には、普段生活している状態のデータ取得が重要。今回、スマートリングを活用することでそれが可能になったのは大きな価値がある」と本研究の意義を強調。今後、本共同研究を事例として、大学の広範な領域の学術研究の推進とともに、積極的な産学連携により研究成果の社会還元に取り組んでいくとしている。