センコー/W連結トラック100編成に拡充、今夏開設の中継基地も活用
2024年04月12日 16:57 / 施設・機器・IT
センコーは4月12日、2030年までにダブル連結トラック100編成体制を構築すると発表した。
センコーは2022年1月にダブル連結トラックの運行を開始。同社のダブル連結トラックは、大型車2台を連結して高速道路の長距離区間をドライバー1名が輸送、途中の切り離し地点で連結を解除し、大型車とセミトレーラーの2台に分けてそれぞれの配送先に向かう「ドリー式」を採用しているのが特徴で、この取り組みは国土交通省の2022年度「物流パートナーシップ優良事業者表彰」部門賞も受賞している。
現在は関東~関西間で8編成を運行しているが、2024年度中に中部~関東間で6編成を追加予定。その後も導入を加速させ、今年8月に新東名・浜松スマートIC近くに開設予定の中継基地「TSUNAGU STATION」も活用し、より高度な長距離幹線輸送を実現するとしている。
なお中継基地「TSUNAGU STATION」は、8月の第1期オープンでトレーラー交換、ドライバー乗り換え用の約50台の駐車スペースを用意。荷役、簡易保管設備も併設することで、貨物の積み替えによる中継輸送にも対応し、開設後はドライバー専用のシャワーや休憩室、仮眠室も完備する予定。
さらに2025年2月には、第2期オープンとして隣接して3温度帯の大型倉庫も建設。貨物積み替え、荷捌き・保管用の約700坪のスペースを確保し、2024年問題対応のため、東阪間に新たな在庫拠点を設けたい荷主の需要開拓や、静岡県西部エリアでの倉庫事業拡大を図るとしている。
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