警察庁／春の全国交通安全運動期間中の事故、13.3％減少

警察庁が4月16日に発表した、2024年春の全国交通安全運動期間中（4月6日～15日までの10日間）の交通事故発生状況によると、死者数は55人で前年同期と比べ6人減少（9.8％減）となった。

＜最近10年間の春の全国交通安全運動期間中の死者数の推移＞

期間中に発生した交通事故件数は7123件で、前年同期と比べ1091件減少（13.3％減）。また負傷者数は8351人で、1394人（14.3％減）となった。

＜交通事故発生状況＞

都道府県別で最も事故が多かったのは愛知で622件。次いで大阪603件、神奈川526件の順。ただし前年と比べると、愛知は1.4％減、大阪は15.9％減、神奈川は13.3％減といずれも減少した。

また飲酒運転による事故は38件が発生、うち死亡事故は1件。前年は57件が発生し死亡事故が2件であったのに比べ減少している。

2024年春の全国交通安全運動は、「こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践」、「歩行者優先意識の徹底と『思いやり・ゆずり合い』運転の励行」、「自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守」の3点を全国重点として実施。

また全日本トラック協会では、これに加えて「飲酒運転の根絶」、「追突事故及び交差点における事故の防止」の2つを最重点推進項目として取り組んだ。