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2024年05月09日 14:38 / 経営
UDトラックスは4月24日、マルチステークホルダー方針を策定した。企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組む一環。
価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、賃金引上げのモメンタムの維持や経済の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえた取り組みを進める。
まず、従業員への還元として、経営資源の成長分野への重点的な投入、従業員の能力開発やスキル向上等を通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力する。また、生み出した収益・成果に基づいて「賃金決定の大原則」にのっとり、自社の状況を踏まえた適切な方法による賃金の引上げを行う。同時に、それ以外の総合的な処遇改善としても、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、教育訓練等を中心に積極的に取り組むことを通じて、従業員への持続的な還元を目指す。
具体的には、賃金の引上げについて、ペイフォーパフォーマンスの考え方に基づいた毎年の報酬改定による昇給に加え、自らキャリアを構築していくことが可能な社内公募制度の活用、在宅勤務制度や育児休業制度の充実、時間単位の休暇制度の導入、多様性を尊重した企業文化の構築等、誰もが働きやすい安心・安全・柔軟な職場環境づくりに取り組む。また、教育訓練等について、社内外での教育・研修の実施のほか、ウェビナーの活用も促進しており、自ら学び考えて成長する組織を目指し取り組んでいる。
次に、取引先への配慮として、パートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組む。なお、パートナーシップ構築宣言の掲載が取りやめとなった場合、マルチステークホルダー方針の公表を自主的に取り下げる。
さらに、その他のステークホルダーに関する取り組みとして、人々の生活環境、社会の生産活動を支える商用車メーカーとして、事業活動を通じ持続可能な社会の実現を目指す。ステークホルダーからの要請や期待に対し、カーボンニュートラルや物流業界の課題解決をイノベーションの軸に据え、様々な社会課題へ取り組みを進める。