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2024年06月17日 17:07 / 経営
SGホールディングスグループのSGムービングは、バイオディーゼル燃料を使用したトラック走行実証に向けた実証コンソーシアムへの参画を決定した。
実証には大阪のスタートアップ企業Revo Energy、SGムービングの他、池田泉州銀行、エリモHD、サステナブル・ラボ、B-Lab(甲南大学発ベンチャー)、三井住友海上火災保険が参画。
この実証は、大阪・関西万博を見据えて実施されるもの。バイオディーゼル燃料の原料となるミドリムシの培養装置、ミドリムシの油脂を抽出し燃料に変換する装置などを内包した「完全循環プラントシステム」を大阪府下に設置。製造したバイオディーゼル燃料でディーゼルトラックを走行させ、燃料成分や排気ガスの分析等を実施する。その中でSGムービングは、トラック走行実証部分を担う。実証コンソーシアムでは、万博が開催されるまでに新たなバイオディーゼル燃料の有用性を検証する予定としている。
<Revo Energyの完全循環プラントシステム(イメージ)>
SGムービングは、今回の実証がバイオ燃料の普及に繋がり、事業者自体が自社内で燃料調達ができるような先進的な取り組みの社会実装となれば、環境に優しいだけでなく、2024年問題の課題を解決、特に中小企業の多いトラック業界の一助になることが期待できる、としている。