東京都/大気環境の改善に貢献した企業として運送業3社を表彰
2025年02月05日 17:46 / 経営
東京都は1月23日、「第1回 Clear Sky サポーターアワード」を開催した。
現在、東京都は、PM2.5や光化学オキシダントの原因物質である窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOC)の自主的削減に取り組む企業をClear Skyサポーターとして登録する制度を実施中。今回、世界最高水準の大気環境を実現しようという目標のもと、「Clear Skyサポーター」として登録しエントリーした企業・団体7社の中から、グランプリと敢闘賞を決定、表彰式を行った。
運送業では、相川運送、SBフレームワークス、NTSロジの3社に対して敢闘賞が贈られた。
相川運送は、エコドライブの実践に取り組んでいる。東京都貨物輸送評価制度にて7年連続最優秀事業者に認定、運送事業者において環境保全活動に率先して取り組む事業者に贈られる東京都トラック協会「トップランナー賞」を受賞している。また、取り組み前に比べて10%燃費向上を実現、その後毎年約2%の燃費向上を継続している。
SBフレームワークスは、デジタルタコグラフの導入により毎走行時の燃費改善を計測、エコドライブ評価を実施している。ドライバーが主体となって企画運営する「エコドライブ教育」、2023年からはEVトラック導入など、“輸配送ビジネスの脱炭素化への挑戦“を掲げ、14%の燃費向上、約3トンのCO2排出削減やNOxの大幅削減を実現した。
NTSロジは、1971年に創業し、独自の低温輸送システムやネットワークで首都圏の物流を支えている。トラックの耐用年数を7年以下に設定し車両の入れ替えを徹底している。また、目標管理システムを用いたエコドライブにより全体で20%以上も燃費を向上、平均燃費は取組前の1リッターあたり3.4kmから4.2kmまで改善した。
また今回、エントリーした各分野の企業7社の中からは、ガソリン計量機メーカーのタツノがグランプリに選出された。
タツノは、世界初の液化回収技術「エコステージ」を開発、給油中に発生するガソリンベーパー(ガソリンが蒸発した気体)を回収し、計量機内部で液化を行い資源として再利用することを可能にした。現在、全国に4000台以上のエコステージ内蔵計量機が設置されており、クリーンなガソリンスタンドへの取り組みを進めている。
なお敢闘賞には、運送業の3社以外にも旭商事(燃料小売業)、光陽社(印刷業)、フルール(クリーニング業)が選出されている。
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