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2025年03月21日 16:14 / 交通
国土交通省は3月21日、東名高速で発生した大型トラックの追突事故についての調査報告書を公表した。
この事故は、2022年11月10日午前3時26分、神奈川県厚木市内の東名高速で、大型トラックが渋滞の車列に追突し、計4台の車両が関係する多重衝突事故となったもの。
この事故により火災が発生し、車列最後尾の乗用車の運転者と同乗者、中型トラックの運転者、追突した大型トラックの運転者の4名が死亡した。
報告書では事故の原因について、運転者の集中力と注意力が低下したものと推定。
深夜の高速道路での単調な運転で、眠気リズムの影響で「集中力が低下」、さらに運転特性の危険感受性の低下による前方の安全に対する「注意力が低下」したとしている。
また事業者・運行管理者に対しても、集中力の低下を招くおそれのある眠気リズムが安全運行に影響を及ぼすことについての「指導の不足」、運転者個々の運転特性に配慮した「きめ細かな指導の不足」を原因として挙げている。
再発防止策としては「指導監督の徹底」として、眠気のリズムにより高まる事故リスクの周知と対応措置の指導、また適正診断の指摘事項に対する適切な指導と運行記録計やドライブレコーダーの記録を利用したフォローアップを実施すること。
さらに「運行管理の徹底」として、眠気や体調の異変などに備えた緊急時の対処方法やその際の連絡体制についてのルール作りと周知徹底、運転者の健康状態を把握し、疾病治療等の運転者に対しては、服薬や治療状況の確認など健康管理の徹底を図ることとしている。
【報告書】大型トラックの追突事故(神奈川県厚木市)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001877240.pdf