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2025年03月24日 11:12 / 経営
東京商工リサーチによると、24年の運送事業者の倒産、休廃業・解散が過去10年間で最多となったことがわかった。
倒産は364社、休廃業・解散は574社。合計938件で前期に比べ28.3%の増加となった。原油高など物価高が原因の倒産が131件(35.9%)発生するなど、燃料費や人件費などの上昇により、十分な価格転嫁を進められないまま収益が悪化し、倒産するケースが目立っている。
全国の一般貨物、貨物軽自動車運送業7894社を対象にした調査の結果、売上高は14兆1396億円(2.2%増)と増加したものの、利益は3493億円(2.0%減)に留まり、増収減益だった。コロナ禍で売上高が落ち込んだが、その後は売上高、利益ともに一進一退が続き、2024年は売上高は伸長したが利益は減少し、利益率は2.4%にとどまった。
事業者別では、4033社と半数が増収。利益は全体の8割の 6348社が黒字を確保している。