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2025年06月02日 15:19 / 労務
北海道運輸局札幌運輸支局と室蘭運輸支局は5月27日、自衛隊札幌地方協力本部との共催で、陸上自衛隊東千歳駐屯地にて退官を間近に控えた自衛官へのバス・トラックの運転体験会とタクシーを含めた合同就職相談会を開催した。
<合同就職相談会を開催>

写真提供:北海道運輸局(以下、同じ)
運輸業界の人手不足の解消と自衛官の再就職支援の取組みで、東千歳駐屯地での開催は2年連続となった。当日は千歳市近郊の駐屯地に勤務する自衛官48人、バス、タクシー、トラック事業者等の計13者が参加した。
開会式では自衛隊札幌地方協力本部の栗田本部長、室蘭運輸支局の遠藤支局長の挨拶後、自動車技術安全部の山下整備・保安課長から自動車整備事業の紹介をした。
合同就職相談会では事業者から具体的な仕事内容、待遇などの説明を行い、運転体験会ではプロドライーバーの指導のもと路線バスやトラックを運転し、仕事に就いた際のイメージを持ってもらった。
運輸業界は就労人口の減少や高齢化による人手不足を課題としているが、在職中に大型自動車の運転免許を取得している自衛官は自動車運送業の即戦力として注目されている。参加した自衛官からは、「事業者と直接話ができ、また実際にハンドルを握り車両を運転できたことは非常に良い機会だった」などの声があった。
今回は業界団体や事業者のほか、北海道庁、石狩総合振興局、胆振総合振興局、千歳市、苫小牧市、登別市など多くの関係者の協力によりイベントを開催した。北海道運輸局では今年度も自衛隊や業界団体など、さまざまな関係者と連携し、運転者確保に係る取り組みを進める予定だ。