2025年10月03日 11:19 ／ 車両・用品
ダイムラー・トラック傘下のメルセデス・ベンツ・トラックは9月30日、大型EVトラックの新型「eアクトロス400（eActros400）」を公開した。
＜新型eアクトロス400＞
eアクトロス400は、2024年末に量産を開始したeアクトロス600の技術をベースにしたEVトラック。欧州市場を中心に10月から注文受付を開始し、年内の生産開始を予定している。
eアクトロス600との大きな違いは、搭載するバッテリーパックの個数。ともに1個207kWhのLFP（リン酸鉄リチウムイオン）バッテリーパックを採用するが、600が3個搭載し総バッテリー容量621kWhとするのに対して、400は2個搭載でバッテリー容量は414kWhとなり、航続距離は最大480kmとしている。
バッテリーパックの個数が少ない分、eアクトロス600より車両重量が軽いため積載量は多くなり、標準のセミトレーラと組み合わせると、600を約3トン上回る25トン以上の荷物を積載でき、ディーゼルトラックの積載量レベルに達するという。
メルセデス・ベンツ・トラックでは、主にeアクトロス400を重量物輸送、eアクトロス600を長距離輸送向けとしてラインアップし、ニーズに合わせて顧客に提案していくとしている。
