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2025年11月17日 15:23 / 経営
T2が昨年設立した「自動運転トラック輸送実現会議」(L4 Truck Operation Conference)が、設立から1年を迎え、参加企業が15社となった。
この会議は、2027年に開始を目指しているレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現を目的に設立されたもの。設立時に参加していた佐川急便、セイノーホールディングス、日本貨物鉄道、日本郵便、福山通運、三井住友海上火災保険、三井倉庫ロジスティクス、三菱地所、KDDIの10社に、この1年で大林組、鈴与、日本通運、三菱ふそうトラック・バス、名鉄NX運輸が新たに加わっている。
この会議では、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの開始に向けて、参画企業がそれぞれの知識やノウハウを持ち寄り、国土交通省や総務省も交えて運行オペレーション上の課題を抽出してきた。設立から現在までの間、毎月の協議を重ねることで、技術的および運用上の課題の整理が進められている。さらに本年に入ってからは、切替拠点のキャパシティオーバーや輸送リードタイムの短縮、遠隔監視や緊急時対応の体制構築など、運行オペレーションの課題に関する実証も行った。
レベル4自動運転トラックの幹線輸送サービスに必要な運行オペレーションの課題を抽出するフェーズを経て、今後は運行オペレーションの有効性を確認する実証を重ねていく予定だ。さらに実証で見つかった課題について改善活動を進める方針としている。