特定技能専門人材紹介事業を行うProud Partnersは10月末、12月上旬に、ウズベキスタン政府と進める「運送業界に特化した特定技能人財育成プロジェクト」において、特定技能「自動車運送業」向けの人財(トラックドライバー)として来日予定の第1期生の選考会を実施した。
<選考会の様子>

全2回の選考会では、定員500名に対し、ウズベキスタン人1278名の応募があった。選考会では、応募者のトラックの運転・運送業に対する熱意や、日本での就労意欲の高さなどを面接にて確認し、合格者約120名を確定した。合格者は、全員がトラックでの運送実務経験者であり、年代は30代が最多となった。
合格・選抜された約120名は、研修候補者として、2026年1月からウズベキスタン共和国内の職業訓練センターに集まり、ウズベキスタン政府が提供する寮を利用しながら6~8カ月間に及ぶ研修(日本語教育と運転分野で日本の基準に則った安全教育)を無料で受講する予定だ。
Proud Partnersは、外国籍人材が公平かつボーダレスに働き、日本社会に貢献できる仕組みを実現することを目指し、建設業・飲食業を中心に特定技能分野で延べ5700名以上、1381社・3624店舗への人材支援実績がある。
2025年9月には、日本国内産業の深刻な人手不足等を背景に、ウズベキスタン政府と特定技能人財育成に関する国際労働協定を締結した。まずは、2024年3月の特定技能制度の改正により外国籍人財の受け入れが解禁された「物流・自動車運送業」に特化した取り組みを開始している。
外国人ドライバー/ウズベキスタン共和国と国際労働協定を締結、1月から研修開始