中国ZYT/2026年前半に自動運転技術を搭載した大型トラックの量産を開始

2026年01月19日 16:31 / 施設・機器・IT

自動運転技術開発のZYT(深圳)は、中国の大手商用車メーカーであるXCMG、SHACMAN、SINOTRUKの3社と提携し、ZYTの技術を搭載した大型トラックの量産を2026年前半に開始する。

また、2026年初頭には業界を代表する企業とともに無人物流車両を開発し、港湾、工業団地、鉱山における自動化輸送の導入を目指す。

今回公表した取り組みは、ZYTの技術基盤を拡張するもので、転用可能なアーキテクチャ、高いプラットフォーム適応力、そして世界水準のエンジニアリング体制に基づくもの。

ZYTの大型トラック向けインテリジェント・ドライビング・システムには、独自の1L3R7Vセンサーと、1秒間に100兆回の計算が可能という演算性能を提供するSA8650ドメインコントローラーを搭載。0~110km/hの全速度域で高速道路ナビゲーション(NOA)や運転支援、アクティブセーフティ機能を実現している。

都市道路や高速道路など多様な環境に対応できるとしており、異なる車種や利用シーン間で迅速な技術移行も可能としている。

さらに、商用車市場で求められる多様なプラットフォームへの互換性を確保するため、ZYTは「エンジン車(ICE)と電気自動車(EV)のための同等なインテリジェンス(Equal Intelligence for ICE and EV Vehicles)」という戦略を推進。内燃機関車両(ICE)の非線形性や熱マネジメントの課題に対応するため、低消費電力かつコスト効率に優れたチップを用いて高度なインテリジェント・ドライビング機能を提供している。

この戦略により、ZYTはICE車ユーザーにEVと同等のスマートな体験を提供し、既存自動車メーカーに差別化されたアップグレードの選択肢を提供することを目指している。

欧州市場への進出に向けては、フォルクスワーゲン・グループとの緊密な協業を通じて、国際基準に準拠した研究開発および品質管理体制を確立している。2025年には第三者による合同監査を通じて関連認証を取得し、欧州市場での競争力を強化。今後、ドイツを中核拠点に現地人材を採用し、EU規制に準拠したインテリジェント・ドライビング・システムを提供する方針としている。

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