ヤマトホールディングス傘下のナカノ商会は、特定技能1号の中型トラックドライバー候補者として、20代から30代のベトナム人3名を採用した。特定技能制度を活用した外国人ドライバー採用は、ヤマトグループとしては初。
日本の交通ルールや生活マナーなどを学び、日本人トラックドライバーの車両に同乗して補助業務を経験後、6月から厚木営業所(神奈川県)で中型トラックドライバーとして企業間輸送を担う予定としている。
<6月から厚木営業所で乗務開始を目指す3名>

候補者3名は、日本語能力試験N4相当の日本語能力と自動車運転免許を持ち、日本での就労経験があるベトナム人。25年2月から26年1月まで、ベトナムの日本語学校と連携して日常会話の読解・聴解能力向上に向けた講習を行った他、ベトナムの中型トラック運転免許以上の取得に向けた講習を実施。26年1月からは日本人社員とベトナム人社員が共同で作成したマニュアルを活用し、日本での文化や生活ルールに関するオリエンテーションや日本の運転免許証への切り替えに向けた講習、日本の交通ルールと交通文化に関する教育などを実施している。
<ベトナムで日本語講習を受ける様子>

また、配属先である厚木営業所の日本人社員に対しても研修を実施し、即戦力として活躍できる教育体制を構築、さらに、ナカノ商会で働くベトナム人社員が中心となって、生活面をサポートする体制も整備している。
技能実習生として、約3年間製造業で働いていた経験があるという候補者のファットさん(28歳)は、「ベトナムでの入社前研修のおかげで、特定技能試験にも合格できました。まずはいち早く一人前の中型トラックドライバーになりたいです。その後は後輩の教育係や日本の大型免許の取得にも挑戦したい」とコメント。
トゥエンさん(37歳)は、技能実習生としてトラックドライバーのサポート業務の経験者。「ベトナムではトラックドライバーの管理や自動車修理の仕事をしていました。毎月、ナカノ商会のベトナム人社員の方とのオンライン面談があり、少しずつ新しい仕事の情報を得ることができ、不安が解消されていきました。日本人の真面目さに憧れています」と話す。
技能実習生として3年間、自動車部品の鋳造をしていたというタインさん(33歳)は、日本人の仕事に取り組む姿勢やサービスの利便性に魅力を感じ、日本で働きたいと思ったと語り、「ナカノ商会に入社を決めた理由は、日本で活躍するベトナム人の先輩社員がいることです。ベトナムでトラックドライバーとして働いた経験を生かし、将来的には運行管理者資格の取得にも挑戦したい」と述べている。
ナカノ商会では、今後も特定技能制度を活用したベトナム人中型トラックドライバーの採用と育成を行い、企業間輸送における運行効率の向上と持続可能な物流サービスの提供を目指す。将来的にはベトナムだけでなく、インドネシアやカンボジアなどからの採用も検討していくとしている。
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