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2024年03月04日 14:35 / 業績
三菱ふそうトラック・バスは3月4日、筆頭株主であるダイムラートラック社が2023年、過去最高の収益となったと発表した。
2023年のダイムラートラック社のグローバル販売台数は52万6053台。22年の52万291台を上回り、収益は559億ユーロ(22年は509億ユーロ)、調整済みEBIT(利払前・税引前利益)は54.89億ユーロ(22年は39.59億ユーロ)で過去最高を達成した。
<トラック・アジア事業セグメントでの収益>
FUSOブランドを含むトラック・アジア事業セグメントは、販売台数が3%増の16万1171台。収益も70.6億ユーロで9%増、調整済みEBITは3.3億ユーロで93%増加、調整済みRoSも4.7%に達している。
FUSOは、欧州では前年比14%増となる1万台以上を販売し、2007年以降で最高の業績を達成。車両生産台数も10%増加し、このうち600台はEV小型トラック「eCanter」だった。
新型eCanterは、23年8月にチリ、24年1月に香港で発売開始。インドネシアやオーストラリアなどでも披露し、台湾では先行受注を獲得。24年にはさらに複数の海外市場での発売を計画している。
<チリに投入したeCanter>
三菱ふそうトラック・バスのカール・デッペン社長・CEOは「FUSOブランドは、最新のeCanterを複数の国際市場に導入したことで、ZEV市場で強力なリーダーシップを発揮した」と評価。今後の躍進への期待をコメントしている。