全ト協/秋の全国交通安全運動で飲酒運転根絶など徹底
2024年08月20日 13:28 / 交通
全日本トラック協会は、9月21日~30日まで実施される「2024年秋の全国交通安全運動」について実施項目を定めた実施計画を公表した。
実施にあたっては、依然として後を絶たない事業用トラックによる飲酒運転事案や、死傷事故の約半数を占め、高速道路では約6割強を占める追突事故、かつ、第1当事者となる死亡・重傷事故の約4割が交差点で発生している現状から、「飲酒運転の根絶」及び「追突事故及び交差点における事故の防止」を最重点推進項目として徹底して取り組む。
具体的な取り組みとして、「飲酒運転の根絶」では、全ト協が作成した「飲酒運転防止対策マニュアル」を活用し、運転者等に対するアルコール検知器の携行、酒気帯びの有無の測定方法及び測定結果の確実な報告等について指導を徹底。 また、トラックドライバーへの飲酒運転しないことの宣言書署名など、飲酒運転根絶に向けた事業者等と連携した取り組み強化を図る。
「追突事故及び交差点における事故の防止」では、事故防止セミナーを全国開催。これにより、交通事故実態に即した運転者への指導・教育を促す。 また、事故防止に有効な安全装置の普及等により、追突事故防止及び交差点における事故防止の徹底を図る。
この他、重点推進項目として、「子供を始めとする歩行者及び自転車利用者の安全確保と交通事故防止」、「夕暮れ時と夜間の歩行者及び自転車利用者の交通事故防止」、 「携帯・スマートフォンの使用禁止の徹底」、「高速道路における事故の防止」、「トレーラ事故の防止」、「健康起因事故の防止」、「過労運転等の防止」、「WEB版ヒヤリハット集を活用した安全意識の高揚」に取り組む。
また車両の安全性の確保として、「自動車点検整備推進運動」及び「不正改造車を排除する運動」を積極的に推進。大型車のホイール・ナット脱落等による車輪脱落やスペアタイヤ落下による事故等を防止するため、車両の日常点検及び定期点検の確実な実施に努めるとともに、不正改造の防止を徹底していく。
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