ヤマトホールディングス傘下でオンライン医療サービスを提供するMY MEDICAは7月25日、トラック運送事業者向けに健康サポート事業を行うNPO法人ヘルスケアネットワークとパートナーシップ契約を締結した。
両社は2025年中にトラック運送事業者の健康起因事故削減に向けた共同セミナーを開催し、健康起因事故削減に向けた啓発活動を積極的に行っていく。また、相互送客を実施し、トラック運送事業者の健康診断結果データの一元管理や再検査の受診率向上を目指す。
2025年11月を目途に、「運輸ヘルスケアナビシステム」と「MY MEDICA」のシステムの入出力形式を統一し、データ連携をよりスムーズにする。再検査受診対象者のデータを抽出するだけでなく、再検査の進捗状況まで一括で管理できるようになることで、トラック運送事業者における健康診断の再検査に関わる業務負担を削減する。
<システムの連携イメージ>

ヘルスケアネットワークは、トラック運送事業者向けに睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策事業を全国でいち早く立ち上げ、国土交通省・トラック業界団体・トラック運送事業者と連携し、健康・安全対策を推進している。また、全日本トラック協会が提供する「トラック運送事業者のための健康起因事故防止マニュアル」の制作や、健康診断結果のデータ管理などを行う「運輸ヘルスケアナビシステム」の受託など、健康起因事故防止に向けた多様な事業を展開している。
一方MY MEDICAは、自動車運送事業者の従業員の健康管理と重症化予防に向けて、オンラインで診療予約・診療・服薬指導・おくすりの配送・会計までをシームレスに受けられるサービス「MY MEDICA」を2025年2月から提供。現在、トラック・タクシー・バス業界で、50社以上に導入されている。
■MY MEDICA(https://corporate.mymedica.jp/)
トラック最前線/ヤマトHDとアルフレッサが共同開発したオンライン医療サービス「MY MEDICA」がスタート