日本損害保険協会が公表した2024年「全国交通事故多発交差点マップ」によると、2年連続で「池袋六ツ又交差点」(東京都豊島区)が全国ワースト1位となった。
2024年に「池袋六ツ又交差点」で発生した人身事故は17件。国道254号と都道(明治通り)が交わる交差点に、南側から都道(音羽池袋線)が、西方向に延びる区道が接続する変則六差路交差点で、さらに首都高速5号池袋線と池袋六ツ又陸橋の橋脚がある。形状が複雑かつ広いことから、出会い頭の事故や前方不注意による追突事故が多く発生している。
ワースト2位は人身事故15件で「谷町9丁目交差点」(大阪市天王寺区)と「鵯越(ひよどりごえ)交差点」(神戸市兵庫区)。
「谷町9丁目交差点」は、府道大阪和泉泉南線と大阪枚岡奈良線が交わる四差路交差点で、交差点角に大阪メトロ谷町9丁目駅があり、見通しが悪いのが特徴。横断歩道を横断中の自転車との事故や、交差点付近における追突事故が多く発生している。
「鵯越交差点」は、神戸市道夢野白川線と山麓線が交わる三差路。西進右折の需要が多く、そのうえ右折車線の滞留長が短いことから、右折専用車線を2車線設置しており、これにより併走する車両が死角となって直進車が確認しづらく、右折直進事故が多く発生している。
<2024年(令和6年)の全国ワースト5>

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