中古トラック査定/AIストームと早稲田大学が共同研究を開始
2025年11月21日 17:25 / 施設・機器・IT
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AIストーム(旧ジェクシード、東京都千代田区)は、早稲田大学理工学術院の劉江教授と共同で、「AIによるマルチモーダル中古トラック価額推定モデルの構築に関する研究」を開始した。
この研究は、AIストームが展開する中古トラック事業において、査定工程をAIで高度化するのが目的。
従来、中古トラックの査定は熟練者の経験や直感に依存していたが、本研究では車両画像、整備記録、走行データ、出品コメントなど多様な情報を統合し、マルチモーダルAIを活用した客観性・再現性のある査定モデルを構築することを目指している。この取り組みは、AIストームが掲げる成長戦略の中核であり、AI・IoT・GPUクラウドといった先端技術を実社会へ導入するプロジェクトとして位置づけられている。
物流業界では、ドライバー不足や燃料価格の高騰、環境配慮への要請などの構造変化が進む中で、中古トラックの再活用とその価値評価が重要性を増している。しかし、現在の査定は個々の査定者の経験に依存しており、評価のばらつきや説明責任の難しさ、査定プロセスの非効率性といった課題が存在している。こうした背景から、データに基づく公平な価値評価が求められており、AIを活用した推定モデルの実用化は急務である。
AIストームは、今期決算で増収増益を見込むなど成長トレンドを維持しており、その成果を研究開発費に積極的に投資している。本共同研究は、戦略的プロジェクトの一環として位置づけられ、AI技術を基盤とした新たな価値創出と社会課題の解決を通じて、企業成長と社会貢献を両立させるとともに、さらなる事業拡大を図る考えだ。
本研究では、マルチモーダルAIを構築し、車両画像や走行履歴、整備データ、テキスト情報などを統合して解析する。また、AIによる一貫性ある価額推定モデルを開発し、市場実勢や過去データに基づいて価格を定量的に推定することで、従来の主観的査定を補完・高度化する。さらに、査定の根拠を可視化し、取引の信頼性向上を目指す。
この取り組みにより、中古トラック査定の標準化や精度向上が期待され、価格の公平性や透明性が確保されるとみられる。加えて、AIによる迅速な査定が仕入・販売の効率化を促進し、データ活用型経営を通じて在庫回転率や収益性の向上に寄与する。さらに、車両価値の最大化による資源の有効活用や環境負荷の軽減が期待されるほか、産学連携を通じたAI・データサイエンス人材の育成が進む可能性もある。
AIストームは、こうした成果を通じて中古トラック市場の課題解決に貢献するとともに、社会全体の持続可能な発展に寄与することを目指している。
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