デンソー/国内初のバッテリー温調モジュールを開発、「日野プロフィア Z FCV」に搭載
2025年12月18日 16:29 / 車両・用品
デンソーは、電動大型トラックのバッテリーの温度管理を行う国内初の製品「バッテリー温調モジュール」を開発し、今年10月発売の国内初の燃料電池大型トラック量産モデル「日野プロフィア Z FCV」に搭載されたことを公表した。
<日野プロフィア Z FCV>

この「バッテリー温調モジュール」は、バッテリーに冷温水を供給し、バッテリー内部の温度制御を行う製品。
電動大型トラックは、高出力でバッテリーを使用することから、従来以上のバッテリー冷却能力が求められる。また、バッテリー温度を精密に制御することでバッテリー寿命を延ばし、過酷な運行条件下でも高出力で安定稼働し、走行性能を維持することが重要とされる。
デンソーはこうした課題に対応するため、カーエアコン開発で培った高効率・高性能・小型化技術を活用し、サイズあたりの冷却性能で業界トップレベルを誇るバッテリー温度制御システムを新たに開発した。
<デンソー「バッテリー温調モジュール」>

バッテリー温度制御に必要な複数の機能をモジュール化し、車両の空調システムと独立して動作することで、バッテリーに特化した最適な温度制御を実現した。これにより、電動大型トラックの走行性能向上やバッテリー寿命延長に貢献する、画期的な国内初の製品となった。
<システム構成図>

空調システムと切り離した温度制御機能のモジュール化が大きな特徴。ヒートポンプサイクルやラジエーター、ヒーター、ポンプなど温度制御に必要な機能をモジュール化することで、車室内空調に影響を与えることなく、バッテリーに特化した温度制御を可能にしている。
また、外気温度や冷却水温度に応じて冷却モードを切り替える仕組みを搭載し、省エネルギーかつ最適な温度制御を実現。さらに独自の高効率設計により、同等の冷却能力を持つ市場製品と比較して20%以上高いエネルギー効率を達成している。
日野自動車/E13Cエンジン搭載「日野プロフィア」、型式指定を再取得し12月から出荷再開
トラックニュースはトラックに関するB2B専門の
ニュースを平日毎朝メール配信しています