車載器専門商社の東海クラリオン(名古屋市)の調査で、ドライバーの2割が、花粉症などアレルギー症状で運転に支障を感じた経験があることがわかった。
この調査は、自動車を「ほぼ毎日運転する」または「1週間に数回運転する」と回答した、全国の男女18歳~65歳の計1000名を対象に、1月5日~6日に実施したもの。
回答者のうち、アレルギー症状により自動車の運転に支障を感じたことがある人は238名(23.8%)。このうち、運転中に事故になりかけたり、危ないと感じたりしたことがある人は88名、運転に集中できなかったり、安全確認がおろそかになったりしたことがある人は150名だった。また、アレルギー症状が出ているときに運転する人(396名)に限定すると、運転に支障を感じたことがある人は半数以上の60.1%であった。

運転への影響が大きいと感じるアレルギー症状は「くしゃみ」が最多で499名、続いて「集中力の低下」「目のかゆみ」「眠気」に回答が集まった。一般的に、くしゃみをすると約0.5秒、無意識に目を閉じると言われており、自動車が時速50キロで走行している場合、1回のくしゃみで目を閉じている間に約6.94メートル進むため、一瞬であっても重大なリスクにつながりかねない。
毎年多くの人が花粉症に悩まされており、いわゆる“国民病”とも言われている。環境省、厚生労働省によると、花粉を避け、花粉を室内に持ち込まないことで花粉症を予防できるとされており、こうした対策はアレルギー症状を抑えるだけでなく、安全な運転にも寄与することが期待できる。
特に、トラックドライバーなど、長時間にわたり運転する人は、わずかな体調変化が運転中の集中力や安全確認に影響しやすく、花粉症対策の重要性はより高い。同社では「交通事故を未然に防ぐために一人一人が安全運転を心がけ、社会一体となって対策に取り組むことが重要」としている。
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