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2023年06月07日 14:19 / 施設・機器・IT
ロジスティードと損害保険ジャパン、SOMPOリスクマネジメントは6月7日、ロジスティードグループが展開するデジタルプラットフォーム「SSCV」を活用して、物流業界の2024年問題に対応するために、23年4月より提携を開始したと発表した。
物流業界の2024年問題に対応するためには、デジタルを活用した業務効率化や、トラックドライバーが健康で安全に業務できる労働管理体制の構築、交通事故の防止など、多くの対策を2024年4月までに実施することが必要になる。一方で、日本の輸送業界は従業員50名以下の中・小規模な事業者が約90%を占めており、短期間にこれらの対策に取り組むには限界がある。
こうした物流現場の課題やニーズに対応するために、ロジスティードが開発し、機能改善・向上を図ってきたソリューションが「SSCV」。小規模な輸送事業者でも、SSCVの導入により、短期間で必要な対策を実施することが可能になる。
<SSCVの概要>
「SSCV」は、受発注管理や配車管理、運行管理など煩雑な事務処理等をテクノロジーで解決し、スマートな働き方や経営を支援する「SSCV-Smart」、運転データをAIで分析し、独自に開発した事故リスク予測アルゴリズムとテクノロジーを組み合わせて、「疲労」や「ストレス」を可視化することで、漫然運転に起因する事故を未然に防ぐ「SSCV-Safety」、計画的な予防整備により、車両故障に起因する事故や、修理費用およびロスコストを低減する「SSCV-Vehicle」の3つの機能で構成されている。
今回の提携は、特に安全運行管理ソリューション「SSCV-Safety」の導入拡大を目指す。それぞれのノウハウや顧客基盤を持ち寄り、できるだけ多くの輸送事業者にSSCVを提供することで、デジタル化による業務効率化やヒヤリハットの撲滅による事故ゼロを支援し、輸送事業者の経営支援と持続可能な物流を実現する。
ロジスティードは、安全運行管理ソリューション「SSCV-Safety」の提供と導入支援、SSCVを導入した輸送事業者へのアフターケアを担当。損保ジャパンは自動車事故防止・運輸安全マネジメント向けにSSCVのサービスメニュー化を図るとともに、保険営業ネットワークを活用したサービス展開支援を実施。SOMPOリスクは、輸送事業者への「SSCV-Safety」の紹介提案、安全教育ツールや安全管理体制構築支援コンサルティングサービス等の提供を担当する。