施設・機器・IT に関する最新ニュース
一覧- 東京港/24年12月の海上コンテナ待機時間結果を公表 (03月18日)
- ドラEVER/関東エリアのGSで「交通安全祈願ステッカー」「オリジナルグローブ」配布 (03月18日)
- 新潟TS/4月1日から運行情報センター・コインシャワーなどの営業時間短縮 (03月18日)
- GO/運転管理支援サービス「GO運転管理」を今夏提供開始 (03月14日)
- イントループ/バース予約管理システム開発、物流DXを推進 (03月14日)
2023年06月20日 11:30 / 施設・機器・IT
凸版印刷は6月20日、次世代ZETA規格「Advanced M-FSK変調方式」に対応し、最長約4000mの通信距離を実現した新型「ZETag(ゼタグ)」を開発、6月より製造業や物流業界に向けて試験提供を開始すると発表した。
「ZETag」はボタン電池で駆動し、固有のID情報を自ら発信する資材管理向けアクティブ型のタグ。パッシブ型RFIDタグで必要とされているリーダーによる読み取り作業やアンテナ内蔵ゲートの通過といったプロセスを経ることなく、広い倉庫や屋外でパレットやカゴ車などの所在を自動的に管理することができ、配送状況の管理や在庫の可視化を可能にしている。
今回開発した新型「ZETag」は「Advanced M-FSK変調方式」に対応し、従来品と比較して10倍以上(10dB以上)の感度と、20倍以上の転送速度、従来品の約2倍となる最長通信距離4000mを実現したのが大きな特徴。これにより、従来は正確な電波周波数の読み取りが難しかった移動中のトラックへの取り付けにも適し、また感度向上により、荷物や棚などの障壁により電波が届きにくかったエリアでの読み取りや、少ない基地局での管理効率化を実現する。
<新型「ZETag」ラインナップ 左から標準版、RFID搭載版、GPS搭載版>
モデルラインアップはユニークIDのみ送信する標準版、パッシブタイプのRFID(NFC/UHF)・温度センサを連携したRFID搭載版、GPS・温度センサを連携したGPS搭載版の3種類を用意。温度センサを組み合わせることにより、温度管理が必要な食品輸送などの場面で、トレーサビリティ情報と輸送時の温度記録も可能となっている。GPS搭載版は、屋外の広いエリアに置かれた資材の所在管理など様々なニーズに対応。また標準版、RFID搭載版は従来より形状を変更し、上部のフタ形状改良による防塵防水性能の向上と、天面のタグ取り付け穴付加による設置のしやすさも実現している。
<新型「ZETag」ラインナップ>
モデル名 | サイズ(mm) | 防塵防水レベル | 電池容量 | 取得データ | 活用シーン |
標準版 | 60×60×8.8 | IP67 | 620mAh | ZETag®ID | 製品、物流資材 、固定資産管理 |
RFID搭載版 | 80×80×7 | IP67 | 225mAh | ZETag®ID・RFID・温度 | RFIDを併用した個品管理、食品の輸送など温度管理が必要な物流管理 |
GPS搭載版 | 65×43×9.4 | IP55 | 620mAh | ZETag®ID・GPS・温度・加速度 | GPSを利用した屋外に設置した資材の所在管理 |