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2023年06月23日 11:22 / 施設・機器・IT
AI搭載型ドライブレコーダー「ナウト」を提供しているNauto(本社:米国カリフォルニア州パロアルト)は6月23日、シトロエン、フィアット、プジョー、ジープなど14ブランドを展開する自動車メーカー「ステランティス」のコーポレートベンチャーファンド「ステランティスベンチャーズ」の初年度出資先10社のうちの1社として採択されたと発表した。これによりNautoの累計資金調達額は2億1500万ドルに達している。
また今夏から米国のステランティスの商用車チャンネルを通じてNautoのソリューションが提供されることも決定している。米国ではフォルクスワーゲングループ傘下の大型トラックメーカー「ナビスター」、ゼネラルモーターズ傘下のEV商用車専業メーカー「ブライトドロップ」とすでに同種の取り組みを行っており、ステランティスとの提携によってさらなる事業拡大を目指す。
<AI搭載型通信ドライブレコーダー『ナウト』>
Nautoは2015年3月に米シリコンバレーで設立された企業で、最先端の予測AI(人工知能)で商用車の危険運転及び交通事故を防止するソリューションを提供。急制動やあおり運転などの車両挙動を検出するだけでなく、わき見、居眠り、ながらスマホなどドライバーの危険行為にもリアルタイムで警告。さらには独自の採点基準で運転を「見える化」し、運転行動そのものを改善する。またNautoのAIは、33億kmを超える実走行データ(2023年6月現在)とディープラーニング(深層学習)によって常に進化し続けており、米Forbes誌による2022年度版「AI 50」にも選出されている。
日本には2017年6月に上陸、すでに国内600社以上に導入されており、事故率や関連コストの大幅な削減を実現している。