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2023年07月27日 17:02 / 業績
日野自動車が7月27日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高3719億1400万円(前年同期比4.5%増)、営業利益11億3400万円(同73.7%減)、経常利益28億5800万円(同61.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純損益165億2400万円となった。
期間中のグローバル販売台数は3万1336台(前年同期比15.4%減)。このうち国内は認証不正の影響が継続したこともあり9113台(同3.7%減)、海外は部品供給の遅れや景気悪化により中近東を除くすべての地域で前年割れとなり2万2223台(同19.4%減)となった。
特に主要市場であるアジアは、インドネシアが27%減、タイが20.3%減など苦戦し、アジア全体では前年より4408台減少し1万2073台(26.7%減)となった。ただし海外は車両価格の改善などもあり、収益は前年並みを確保している。
トヨタ自動車向けの生産では、SUV、積載系ともに減少し、総台数は前年同期比12.7%減の3万882台となった。またタイ・米国向けのユニット販売では、タイは前年同期比8.3%減と減少したが、米国向けは好調で39.7%増となり、合計では前年同期比13.8%増の22万2717ユニットを販売した。
通期は、売上高1兆7000億円(12.8%増)、営業利益200億円(14.9%増)、経常利益150億円(5.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益100億円を見込んでいる。