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2023年08月04日 16:31 / 施設・機器・IT
東洋エンジニアリングは8月4日、世界トップシェアのアンモニア製造プロセスライセンサーとしての高い技術力を持つ米KBR社(KELLOGG BROWN & ROOT LLC)と、7月26日付でKBRが保有するアンモニア分解技術からの水素製造(H2ACT)の商業化推進に関する覚書を締結したと発表した。
物流部門におけるCO2排出量削減に向けて、燃料電池(FC)トラックの実用化など水素の利活用が進められているが、運搬や貯蔵の容易さなどから、水素エネルギーのキャリアとして有望視されているのがアンモニアである。
<水素製造プロセス。赤矢印が今回のプロセス>
そこでKBRのアンモニア分解技術による設備を主にアンモニアの受入基地に併設し、アンモニアを分解して水素を取り出すことで、将来の水素エネルギーの社会実装を早めることが期待される。
今回の覚書締結により、KBRはライセンサーとしてH2ACTの最適設計を実施、東洋エンジニアリングはH2ACT商業機の詳細設計とEPCを実施、また両社で社会実装に向けた顧客開拓を行っていくとしている。