doda/2024年問題対応でトラックドライバー採用熱が高まる
2023年08月09日 13:36 / 労務
- 関連キーワード
- 2024年問題
転職サービス「doda(デューダ)」は8月9日、23年4-6月期の小売・流通業界の転職求人倍率や転職市場動向をまとめた「業界版doda転職市場動向レポート」を発表した。
それによると、小売・流通業界の転職求人倍率は0.49倍、求人数は前期比104.1%、前年同期比146.4%と増加し、求人数、転職希望者数は2019年の調査開始以来、2期連続で過去最多となった。
<小売・流通doda転職求人倍率>
その中で特に求人数が増加しているのが「道路貨物運送業(宅配便・トラック運送など)」。2024年問題への対応として、各社がトラックドライバー確保に力を入れており、求人数が増加したと考えられる。
ただ、若者が車離れしていることや、物理的な移動が伴うトラックドライバーは他職種と比べはたらき方の柔軟性が低いことなどから、転職を希望する人は少ない傾向にあり、その結果、採用に苦戦する企業が多いのが実態となっているという。
そのため企業では、ベースアップの検討や、転居費を負担するなどの動きがみられる。また、労働時間減少のために、ドライバーの人員を増やすだけでなく、業務の生産性アップや効率化を狙い技術職の採用を強化する企業も増加傾向にあるという。具体的には、荷役を効率化させるために使う機械(マテリアルハンドリング)の設計や配達向けドローン開発などの求人、社内のシステム導入を推進する社内SEの求人などが増えている。このように、直接的に人員を強化するだけでなく、はたらき方やシステムを見直して業務を効率化させる動きは今後も続くものと見られている。
<業種別求人数の増加率>
最新ニュース
一覧- トーヨータイヤ/タイヤ作業コンテストを開催、15名が知識と腕を競う (09月12日)
- 四国運輸局/8月末現在「トラック・物流Gメン」要請11件、働きかけ82件 (09月12日)
- 日本自動車工業会/脱炭素化でブラジル自動車工業会と共同ステートメントを発表 (09月12日)
- JL連合会/大雨や夏野菜出荷減少で、25年8月全国取引高は6.8%減 (09月12日)
- 全日本トラック協会/重さ指定道路の指定で325区間を要望 (09月12日)
- 全日本トラック協会/「高さ指定道路」の指定で188区間を要望 (09月12日)
- 和歌山県トラック協会/トラックの日「交通安全フェスティバル」10月5日開催 (09月12日)
- みなと運送/三菱ふそう「キャンター」3トンウイング車導入 (09月12日)
- 北海道運輸局/10月16日、自動車運送事業者を対象の「事故防止セミナー」を開催 (09月12日)
- 愛知県トラック協会/「適正化セミナー」山口達也氏が飲酒運転撲滅で講演、11月11日開催 (09月12日)
- 長崎県/外国人雇用・労務対策セミナー、10月10日開催 (09月12日)
- 大分県/「大分港大在地区利用促進セミナー in 東京」10月9日開催 (09月12日)
- 中央道/10月6日から八王子IC~八王子JCTでリニューアル工事、最大5kmの渋滞発生を予測 (09月12日)
- 横浜新道/9月24日・25日、新保土ヶ谷ICを夜間ランプ閉鎖 (09月12日)
- 国道161号(湖西道路)/仰木雄琴ICオンランプ(京都方面)、9月16日~22日に夜間通行止め (09月12日)
- ボルボ/大型トラック「FH」1135台をリコール、燃料漏れのおそれ (09月12日)
- 全日本トラック協会/公正取引委員会の軽油価格カルテルの強制捜査で事実解明求める (09月11日)
- ドライバー職/25年8月パート・アルバイト募集時平均時給、東日本1281円・西日本1190円 (09月11日)
- ドライバー/社歴5年未満は事故リスク約3倍 (09月11日)
- ギオン/自社ブログに「現場で働くってどんなこと?物流の仕事のリアル」掲載 (09月11日)