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2023年09月07日 15:32 / 交通
国土交通省、千葉県及び東日本高速道路は9月7日、今年7月22日から開始した土日祝の東京湾アクアライン上り線(木更津→川崎方面)において、特定の時間帯の割引料金を変動させるETC時間帯別料金の社会実験について、開始後1か月の交通状況等を発表した。
この社会実験は、土日祝のアクアライン(上り線)混雑緩和のため24年3月末まで実施されているもの。対象はETC車全車で、普通車の場合、従来は終日800円だが、0時~13時が800円、13時~20時が1200円、20時~24時が600円の変動料金とすることで、ピークとなる13時~20時の混雑緩和を狙っている。
社会実験開始後の交通状況は、土日ともに13時~20時の交通量が減少。土曜日の0時~13時は10%増加、20時~24時は14%増加したが、13時~20時は6%の減少となり、前後の時間に分散する結果となっている。
また日曜日は0時~13時が13%増、13時~20時は3%減、20時~24時は増減なし。土曜日に比べ、午前中の交通量が増える結果となった。
<時間帯別交通量(上り線 海ほたるPA~川崎浮島JCT間)>
なお、交通量が分散することで、木更津JCTから川崎浮島JCTまでの通過所要時間(通常時約17分)は、社会実験前が最大56分だったのに対し、実験中は最大38分と短縮している。また最大渋滞長は前年が平均12.4kmだったのに対し、社会実験中の今年は平均10.0kmと短くなった。
<最大渋滞長(上り線)>
さらに13時~20時のアクアラインの混雑が緩和したことで、木更津金田IC周辺の一般道も走行速度の低下が改善。周辺の交差点における最大渋滞長も大きく改善されている。
<木更津金田IC周辺交差点の最大渋滞長>