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2023年09月08日 11:06 / 施設・機器・IT
enstem(エンステム、東京都中央区)は9月8日、スマートウオッチ(腕時計型端末)を活用した運転手の健康・労務管理システムを提供するため、北海道銀行と業務提携契約を締結したと発表した。同社は北海道銀行を通し、北海道内の物流業者、バス、タクシー事業者などに運転手管理ソリューションを提供し、2024年3月までに50社、翌年度にはさらに100社の顧客獲得を目指す。
同社のサービス「Nobi for Driver」は、スマートウォッチを活用して身体データの変化から予測を行い、眠気の兆候や、健康起因の事故リスクを軽減するもの。脈拍や血圧などの生体情報をリアルタイムでモニタリングし、人工知能(AI)を活用して「ヒヤリ・ハット事例」などを早期に検知、緊急時には管理者および運転手に直ちに通知を送り、危険な状況から守ることができる。
<Nobi for Driver>
また、端末からは運転の始終時間や運転手の位置情報、走行経路などのデータを収集できるため、業務日報の簡素な作成が可能になり、運転中に危険を感じた場所を特定することもできる。この情報は事故防止や効率的な運行管理に不可欠であり、既に北海道内でも根室交通など複数の企業で導入されている。
なお「Nobi for Driver」は、令和5年度国土交通省の事故防止対策支援事業の補助金対象機器として認定されており、来年1月末までの期間、補助金の申請を受け付けている。
(申請先)日本自動車輸送技術協会の補助金申請ポータルサイト(https://jata-shinsei.my.site.com/portal)