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2023年09月27日 17:16 / 施設・機器・IT
日野自動車は9月27日、苫小牧栗林運輸、三井E&Sと取り組む「コンテナヤード内横持トレーラー運行の高度化に関する技術開発」が、国土交通省の令和5年度港湾技術開発制度に採択されたと発表した。
同技術開発は、物流の「2024年問題」での労働力不足等の課題解決や、労働環境の改善、将来にわたっての港湾機能の維持に向けて、2025年度までの3年間にわたって苫小牧港東港区苫小牧国際コンテナターミナル内で実施。既存のターミナルオペレーションシステム(TOS)、運行管理システム、TOSと横持トレーラーとの情報連携機能に加えて、特定条件下でシステムが同車両の全ての運転操作を実施する「運転補助機能」を開発する。
現在、ターミナル内横持トレーラーは紙の指示書によって運行しているが、今回の技術開発によって、運転補助機能を搭載した同車両がTOSからコンテナの行き先指示を受けて運行することを目指す。
なお、運転補助機能では運転操作はシステムによって行われるが、監視員が搭乗し、周辺の安全確認やシステムからの異常を知らせる警報への対応を行う。
3社は、今回の技術開発を踏まえて、さらなる生産性向上と労働環境改善の効果確認と将来に向けて同技術の活用検討を進めていくとしている。
<走行ルートの例>