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2023年10月13日 10:33 / 施設・機器・IT
Hacobu(ハコブ、東京都港区)は10月13日、動態管理サービス「MOVO Fleet(ムーボ・フリート)」に、地点毎の滞在時間を分析する機能を実装した。
この新機能では、あらかじめ設定した地点ごとに訪問車両数、訪問回数、平均滞在時間の算出が可能。エリアごと、同一荷主ごとなど、範囲を絞って地点間の比較ができるので、平均滞在時間が長い、改善余地がありそうな地点を特定できる。
<平均滞在時間集計画面>
また特定の地点について、滞在時間の長さの分布を確認できるので、全体的に滞在時間が長いのか、もしくは特定の車両(運行)が平均滞在時間を延ばしているのかを把握できる。車両ごとの滞在時間が一覧化されるので、滞在時間が長い運行を特定することができ、対象車両の走行履歴の確認も容易となる。
<地点別滞在時間確認画面>
物流の「2024年問題」への対応として、今年6月に公表された「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」では、荷主事業者に対して、荷待ちや荷役作業等にかかる時間を把握し時間短縮に努めること、また「運送契約の適正化」では、荷役作業等に係る対価として適正な料金を支払うことが定められている。
しかし、荷主事業者や元請け物流事業者が、配送先での荷待ち時間やドライバーによる付帯作業の有無を正しく把握することが困難なため、打つべき対策が打てずにいるのが現状。今回実装された新機能は、配送先の滞在時間を一目で把握し比較、また、課題がありそうな配送先に対してその原因を深掘りすることで、この問題の解消に役立つものとなっている。