住友ゴム/1-9月のTBタイヤ、新車用が11%増も市販用は前年割れ
2023年11月13日 14:34 / 業績
住友ゴムが11月10日に発表した2023年12月期第3四半期決算(1-9月)によると、売上収益8507億200万円(前年同期比8.9%増)、事業利益419億6400万円(同239.1%増)、営業利益414億4300万円(同321.3%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益272億500万円(同89.3%増)となった。
前年同期に高騰していた海上輸送コストが大きく低下したことに加え、原材料価格高やエネルギーコスト高も一服感が見られるようになったことで、利益状況が大幅に改善した。
このうちタイヤ事業は、売上収益7205億9400万円(前年同期比9.0%増)、事業利益は318億5300万円(同835.3%増)。国内市販用タイヤは市況の停滞に加えて7月からの冬タイヤの値上げの影響でやや低調だったものの、生産の回復により国内新車用タイヤは増販となった。
その中でトラック・バス用タイヤについては、新車用が前年同期に比べ11%増と好調に推移。一方で市販は18%減となり、合計では16%減となった。
なおトラック・バス用タイヤについて、1-12月の通期では、新車用が16%増、市販が17%減、合計で15%減を予想している。
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