セイノーHD他/世界初、-15℃の環境下でのドローン輸送に成功
2023年11月17日 17:38 / 施設・機器・IT
エアロネクスト、Newcom Group(ウランバートル市)、セイノーホールディングス、KDDIスマートドローンは11月17日、モンゴルのウランバートル市で11月13日、ドローンによる血液輸送の実証実験を実施したと発表した。
ドローンはエアロネクストとACSLが共同開発した、物流専用ドローン「AirTruck」を使用。標高1300km、外気温-15℃という過酷な環境下、日本の「レベル4(有人地帯における補助者なし目視外飛行)」に該当する第三者上空における自動航行による飛行で、ウランバートル市内の国立輸血センターとモンゴル国立医科大学付属モンゴル日本病院間の片道4.75kmを往復、合計約9.5kmの飛行で輸血用血液の配送に成功した。外気温-15℃、標高1300mの環境下の第三者上空自動航行成功は世界初。
<血液を載せて国立輸血センターの駐車場を離陸し飛行する物流専用ドローンAirTruck>
今回の配送では、国立輸血センターの看護師が、AirTruck専用の箱に血液と医療液のパックを温度管理下の梱包で収納してAirTruckにセット。離陸したAirTruckは、片道4.75kmの距離をあらかじめプログラムされた通りに自動航行し、約13分後にモンゴル日本病院の屋上に着陸して箱を切り離し、バッテリーを交換後、離陸した国立輸血センターの駐車場まで帰還した。
<当日のドローン配送の流れ>
配送物は血液パックと医療液2種計3種11パックで、セイノーHDの温度管理を伴う梱包のノウハウを活用し、常温と零下の2温度帯に分けた梱包で配送。配送された箱はモンゴル日本病院の看護師がピックアップし、中身が無事に、また温度管理も問題なく届いたことが確認された。
<ドローン配送した血液と医療液が入ったAirTruck専用箱>
国立輸血センターのERDENEBAYAR Namijil所長は、ドローンの血液輸送について「2020年にロータリークラブの力を借りて自分達で挑戦してみたが大変苦労をし、うまくいかなかった。その経験があるので、今日の実証実験の成功は本当に素晴らしい。これもワーキンググループで連携して取り組んだおかげ」とコメント。
また、セイノーホールディングスの河合秀治執行役員は「都市の高度化、人口増加に合わせたインフラ整備の一環として、新スマート物流が組み込まれることは大変有意義であると感じている。今回の取り組みをNewcom Groupを始めとする現地企業と連携して検証する事により、実績を日本に取り入れるリバース・イノベーションにも期待したい」と今回の実証を評価した。
本実証実験の飛行は、モンゴル国民間航空庁(MCAA)、ウランバートル市、土地測量地図庁、気象環境調査庁の支援、協力のもと、エアロネクストの運航技術チームの徹底した実地調査と綿密な準備のもと行われたもので、モンゴル国民間航空庁から正式な許可承認を得た輸配送用途の飛行としては、モンゴル国で初。
また、本実証実験は本年9月にウランバートル市で開催された「新スマート物流シンポジウム」にて、モンゴルにおけるドローンを活用した配送網構築、新スマート物流SkyHubの社会実装の可能性検討に向け発足を発表した「モンゴル新スマート物流推進ワーキンググループの活動の第一歩となるもの。
今後も、ワーキンググループの活動を実施することで、ドローンによる医療定期配送網構築を目指すことから始め、モンゴルの社会課題や住民のニーズに沿った新スマート物流SkyHubの構築による社会インフラの整備を推進し、モンゴルの社会課題解決に貢献していく。
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