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2023年11月21日 13:46 / 経営
いすゞは11月21日、タイにおける車両生産台数累計600万台を達成したと発表した。1963年の生産開始から60年での達成となる。
<タイでの車両生産台数累計600万台達成を祝う山口哲・IMCT社長(左)ら関係者>
いすゞは1963年にタイで生産委託によるトラックの生産を開始し、1966年に泰国いすゞ自動車(IMCT)を設立。ピックアップトラック「いすゞD-MAX」やPPV(Pick-up Passenger Vehicle)「いすゞMU-X」などを生産。1974年にはタイ国内向けピックアップトラックの生産にも着手した。
1999年のオーストラリア向けの輸出スタートを契機に海外への輸出も拡大し、2002年には、それまで日本で行ってきた輸出向けピックアップトラックの生産もタイに完全移管している。
現在、タイはいすゞグループにおけるピックアップトラックのマザー工場として確固たる地位を築き、世界100を超える国・地域に年間30万~40万台の規模でいすゞ車を供給している。
今年10月には大幅改良したD-MAXの生産を開始。さらにピックアップトラック領域でも電動化を進める計画としており、2025年に欧州で発売するバッテリーEV(BEV)のD-MAXを生産する予定としている。
■泰国いすゞ自動車(IMCT)
本社所在地:タイ王国 サムットプラーカーン県
工場:サムロン工場/ゲートウェイ工場
設立:1966年4月
資本金:85億バーツ
出資比率:いすゞアジア71.1%、トリペッチいすゞ27.3%、他1.6%
代表者:山口哲
従業員数:6002人
事業内容:商用車・ピックアップトラックの製造および車両・コンポ・部品輸出卸販売
生産実績:2022年実績 車両 360千台
生産能力:385千台/年(2直)