三菱ふそう/新型eCanterのゴミ収集車第1号車を納車
2023年12月08日 13:23 / 車両・用品
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三菱ふそうトラック・バスは12月8日、小型EVトラック「eCanter」新型モデルのゴミ収集車の市販車国内第1号車を、香川県内で廃棄物収集事業を行うティエラル(香川県高松市)に納車した。高松市内の商店街の事業用ゴミ回収での使用を予定している。
<新型eCanter ゴミ収集車>
23年に発売された第3世代となる新型eCanterのゴミ収集車の導入は今回が初。新型eCanterはモーター駆動の動力取り出し装置「ePTO」を新たにオプションで搭載し、車載リチウムイオンバッテリーから「ePTO」を通じて動力を架装側に伝達することで、ゴミ収集車やダンプ車両、冷蔵・冷凍車などの架装に対応しているのが大きな特徴。
今回納車されたゴミ取集車は、架装を極東開発工業が担当。極東開発は、2010年にリチウムイオンバッテリーで圧縮装置を駆動させる日本初の電動式ゴミ収集車「eパッカー」(初代)を開発、さらに2011年にPTOに加えて3相200Vコンセントからの電気でも圧縮装置を駆動させる「ツインドライブ・eパッカー」、2014年にはハイブリッドシャシの走行用モーターで圧縮装置を駆動させる「eパッカー ハイブリッド」を発売するなど、早くから電動式ゴミ収集車に取り組んでいる。
今回導入された車両は、車両後方から投入したゴミを自動的に奥に押し込む圧縮装置を備えたパッカー車の仕様で、極東開発がこれまでの技術やノウハウを基に新開発したEVゴミ収集車用の架装「新eパッカー」を採用。ゴミを自動的に荷箱の奥に押し込む圧縮装置を「ePTO」を介して駆動し、走行時およびゴミ回収作業時のいずれもフル電動で駆動するため、排出ガスは一切発生しない。
<エンジン車と同等のボデー容積、投入口高さを実現し、作業性を確保している>
ゴミの排出方法は排出板押出式のプレス式ゴミ収集車で、荷箱容積は7.1m3。リチウムイオンバッテリーを2個搭載したMバッテリー車両で、一充電当たりの航続距離は213km(※国土交通省審値)となっている。
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