国交省/近畿圏の高速道路料金改定案を公表
2023年12月22日 17:55 / 交通
国土交通省は12月22日、「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」を改定したと発表した。
今後、地方自治体への申請などを経て、2024年度内に新料金制度がスタートする予定。
近畿圏の高速道路料金は、これまで2017年12月に策定した「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」に基づき、料金体系の整理・統一や起終点を基本とした継ぎ目のない料金の実現を図ってきたが、「料金水準の整理・統一」「大口・多頻度割引の拡充」「深夜割引の導入」「都心迂回割引の導入」などを行うことにより、これまでの取組を更に進展させるべく改定するもの。
まず料金については、これまで交通分散の観点から、経路によらず起終点間の最短距離を基本に料金を決定する都心流入割引を導入していたが、今回の改定では、経路によらず起終点間の最短距離を基本に料金を決定する都心迂回割引を導入。新名神高速道路開通に伴う中国道の渋滞緩和や大和川線全線開通により、新たなネットワークの更なる活用が可能となったことから、都心迂回経路の利用が料金の面で不利にならないよう、起終点間の最短距離を基本に料金を決定する。
<大阪・神戸都心迂回割引>
また、従来の利用重視の料金体系への移行から一定の期間が経過したことも踏まえ、対距離制を基本とした公平な料金体系の更なる前進に向けて、上限料金を見直す(普通車1320円→1950円)。
さらに、大口・多頻度割引については、物流支援のため、最大割引率を35%から45%に拡充。交通量が少ない深夜時間帯へ交通を分散し、都心部の渋滞緩和を図るため、午前0時から午前4時までの間に阪神高速に流入する利用について、20%割引の深夜割引を導入する。
最新ニュース
一覧- 政府/日本郵便「軽貨物事業処分」委託先確保で国土交通省の支援表明 (09月05日)
- ブリヂストン/「技能グランプリ」「ソリューションエンジニアコンテスト」開催、683名が参加 (09月05日)
- 名正運輸/三菱ふそう「スーパーグレート」6台導入、全国主要拠点で輸送力強化 (09月05日)
- 日本自動車車体工業会/「トレーラ定期点検整備の手引き」(2025年版)策定 (09月05日)
- 久留米運送/鹿児島県出水市「出水店」を直営化 (09月05日)
- 国土交通省/全日本トラック協会にパレットの利用状況・回収時の作業状況調査で協力要請 (09月05日)
- 札幌地区トラック協会/イオンモール札幌平岡で親子イベント「トラックのがっこう」9月28日開催 (09月05日)
- 栗山自動車工業/トラック市会員による見学会を千葉支店で開催 (09月05日)
- 東九州道/佐伯堅田IC~蒲江IC(大分方面)、法面崩落で通行止め継続(5日4時) (09月05日)
- 台風15号/東京湾アクアライン、圏央道、館山道など一部区間で通行止め(5日17時20分) (09月05日)
- 9月3日からの大雨/東九州道、国道45号(気仙沼市)で土砂流入、有料道路5路線20区間で通行止め(5日11時) (09月05日)
- 9月3日からの大雨/東九州道で被災による通行止め、国道388号(宮崎県延岡市)で法面崩落など(5日4時) (09月05日)
- YKK、大王製紙、北陸コカ/異業種3社で共同輸送を開始 (09月04日)
- T2/TOTOと自動運転トラックによる衛生陶器の幹線輸送共同実証を開始 (09月04日)
- 東京都トラック協会/東京港の海上コンテナ車両待機時間調査結果を公表 (09月04日)
- 国土交通省/貨物自動車運送事業法等に係る標準処理期間の見直しに関する意見募集を開始 (09月04日)
- 千葉労働局/運送業の長時間労働改善に向けてワークショップを開催 (09月04日)
- ナビタイム/「トラックカーナビ」に特殊車両用ルート編集機能を追加 (09月04日)
- UDトラックス/地元中学生を招き従業員と英会話で交流 (09月04日)
- 軽油小売価格/全国平均154.2円(前週比マイナス0.1円)28道府県で値下り(25年9月1日) (09月04日)