トーヨータイヤ/第4回トラック・バスタイヤ作業コンテストを開催、接客・作業スキルを競う

2023年09月14日 16:22 / 施設・機器・IT

トーヨータイヤは9月12日、13日の2日間、愛知県トラック協会・中部トラック総合研修センター(愛知県みよし市)で、「第4回トラック・バスタイヤ作業コンテスト」を開催し、全国から集まった12名の選手がスキルを競い合った。

このコンテストは、「トラック・バス用タイヤの作業手順の全国標準化」、「サービスマンの知識と技術の向上」、「タイヤ販売に欠かせないサービスマンの適正評価」を目的に2018年からスタートしたもの。20年、21年は新型コロナの影響で中止となったものの、昨年から再開している。

コンテストは、筆記テストと実技テストの総合点で競われる。筆記テストは12日に行われ、タイヤ基礎知識、作業注意点、時事情報などから出題。翌13日に実施した実技テストは、大型トラクターヘッドの左リヤ内側のパンク修理作業をお客様が来店して作業を依頼する、という型式で行われた。

<実技試験の様子>

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その審査ポイントは「正しい作業・適切な報告書作成・不良原因予見の習得度合い」、「TOYO TORES作業標準に沿った安全かつ正確な作業の遂行度合い」。さらに「車輪脱落事故防止を徹底するための作業ポイントの注視」、「作業、点検内容の正しい説明」、「作業後の増し締め入庫予定日の報告」が重要ポイントとなる。

コンテストに参加したトーヨータイヤジャパン東日本販売統括部宮城販売部の佐藤秀徳氏さんは、日頃は顧客先に出張しての作業が大半ということで、車の誘導や見送りなども含めた接客応対に苦戦しました、と実技テスト後にコメント。出張作業ではあまり声を出していなかったが、コンテストに参加してみて「口に出すことで作業の確認になり、その重要性を認識した」と語った。

またトーヨータイヤジャパン東日本販売統括部東京販売部の町田和浩さんは、「他の選手の実技が見られるのは貴重な体験。良いところは取り入れていきたい」とコメント。また、コンテスト参加を自身のスキル向上につなげ、それを若いスタッフに伝えることで自社のサービス技術を向上させていきたい、と今後への期待ものぞかせた。

コンテストの結果は、トーヨータイヤジャパン東日本販売統括部福島販売部の相楽宏樹さんが最優秀省を獲得、トーヨータイヤジャパン東日本販売統括部群馬販売部の伊藤忠男さんが優秀賞を獲得し、それぞれ三つ星(サービスマスター)として認定された。また上記の町田さんも二つ星(サービスエキスパート)に認定された。

<サービスマスターに認定された相楽さん(左)と伊藤さん(右)>

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表彰式後、閉会式でトーヨータイヤジャパンの山邊憲一代表取締役社長は「2024年問題、ドライバー不足となる中で、ますますタイヤサービスが重要視されてくることが予想され、皆さん方への期待や仕事量もますます増えると思われる。今日のコンテストを機会に、若いスタッフ、まだ技術力の伴わないスタッフを皆さん方が引き上げていただきたい」と参加選手への期待を語り、「グループ全体のサービス能力を上げていくために、来年以降もより良いコンテストができるよう協力して欲しい」と語った。

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