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2024年01月18日 14:03 / 経営
鉄鋼商社のアイ・テック(静岡市清水区)は1月18日、清水支店に最大積載量3トンのEVトラック、三菱ふそう「eCanter」を導入し、2月9日から運行を開始すると発表した。
最大積載量3トンのEVトラックの導入は、静岡県内企業として初となる。
車両は、Mサイズバッテリーを搭載する新型eCanterで、荷台寸法は長さ4350×幅2080mm。清水支店管轄エリア内の鋼材運搬や納品、その他営業活動に使用する予定。
また車体には、社内で「環境に優しく。次世代に繋げる」をテーマに公募し、社員とその家族から出されたアイデアを盛り込んだデザインを採用している。
<導入車両>
なお、このEVトラックの導入は、国交省が公募した物流脱炭素化促進事業の採択事業の一環として実施したもの。EVトラックの導入と同時にEV充電スタンド、太陽光発電設備、蓄電池も新設し、エネルギーの脱炭素化に取り組む。
導入したEV充電スタンドは、新電元工業の50kW出力モデル「SDQC-50-S」。三相200Vで15分~30分での充電を可能としている。清水支店の来客用駐車場に設置し、EVトラックの充電の他、来客時のEV車両の充電にも使用する予定。
<EV充電スタンド>
太陽光発電設備は、このEV充電スタンド用の電力等に使用するもので、1698×990mmの京セラ製パネルを1760枚、合計2958.595m2を清水支店第一工場屋根上に設置。年間55万4476kWhの発電を予想している。
また蓄電池は、ファーウェイ製193.5kWhで、太陽光発電設備で発電した電力の蓄電用として使用。さらにBCP対策として停電発生時の電気供給にも使用する予定だ。
<設置されたファーウェイ製蓄電池>
同社では、今後、全国の31拠点でも脱炭素を始めとした新たな社会貢献活動に取り組んでいくことも検討している。