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2024年03月05日 16:36 / イベント・セミナー
部用品・整備など自動車アフターマーケットの展示会「第21回 国際オートアフターマーケットEXPO 2024」が3月5日~7日、東京ビッグサイトで開催された。
21回目となる今回は、国内201社、海外214社が出展し、過去最大規模での開催。
自動車特定整備認証や今年10月から開始されるOBD検査、EV、FCVへの対応など自動車整備業界を取り巻く環境はここ数年で大きく変化しており、これが多くの出展企業が集まった一つの要因といえそうだ。
<検査用スキャンツール実演コーナー>
【いすゞA&S】
いすゞA&Sは、アフターマーケット専用サービスパーツ「BEST FIX」のラインアップをブース内に展示した。
<BEST FIXフルラインアップを並べたいすゞA&Sブース>
BEST FIXは2003年に展開を開始し、既に20年以上の歴史があるブランドだが、認知度はまだまだ十分とはいえない、と商品企画部CVグループの小林大佑主査。そこで今回はBEST FIXの各アイテムを並べ、幅広いラインアップがあることをアピールしたという。
「自動車メーカーの純正部品は高いからと、社外品を使う事業者も多いが、BEST FIXであれば経済的かつ品質は純正部品同等。いすゞ自動車が認定しているクオリティですから安心して使って欲しい」という。
トラック事業者にとってコスト削減は重要な課題だが、そのために品質を犠牲にするのでは、稼働率、安全の両面で大きなマイナス。メーカーが認定しているアフターマーケット専用部品であれば、そのような心配もなく、今後、積極的に採用する事業者も増加しそうだ。
【いすゞエンジン製造北海道】
いすゞ自動車は、純正リビルト・リユース部品を「E-PARTS」名で展開しているが、このリビルト作業を実際に担当しているのが、いすゞエンジン製造北海道。ブース前面にリビルト前後のエンジンを並べ、その品質の高さをアピールした。
<11年・51.4万kmを走行した4HKエンジンとリビルトしたエンジンを並べて展示>
もともといすゞのエンジン製造工場として誕生した同社だが、不具合のあるエンジンを解析する部門が社内にあったことから、リビルトエンジン・リビルトトランスミッション事業につながっているという。
「リビルトエンジンは、メーカー系以外でも様々な事業者が販売していますが、品質にはバラツキがある。我々はいすゞ自動車の100%子会社であり、いすゞの新品と同じ基準でテストを行っています。新品同様の品質なので、安心して使うことができます」と製造工務部の坂本光シニア・スタッフ。
トラック事業者の経営環境は厳しさを増しており、コスト削減の観点からリビルトエンジンの需要は増加を続けているが、だからこそ保証も充実したリビルトエンジンを選んで欲しいという。ちなみに同社の中大型リビルトエンジンの場合、Sランクエンジンは1年または5万km、Sダッシュエンジンは1年または3万kmを保証している。
【ZF】
乗用車向けATFや商用車用アクスルモジュールなど幅広いアイテムを展示したZFは、大型商用車の一般整備工場向けの新しいサービス「ZF [Pro]Serviceサービスネットワーク」をアピール。
<ZF [Pro]Serviceサービスネットワークのパートナー企業を紹介>
ゼット・エフ・ジャパンのアフターマーケット事業部柴田英紀事業部長は「自動ブレーキなどシステムが高度化することで、整備もこれまで以上に専門知識や技術が必要になってきている。パートナーである全国の整備工場にその知識や技術を提供し、高精度で確実な整備を実現していく」という。つまりZF製の部品を搭載した車両は、このZF[Pro]Serviceサービスネットワークの整備工場であれば、完璧に整備できるというわけだ。
さらに今後は、EVについての技術トレーニングなども展開していく予定だという。
【小糸製作所】
小糸製作所は、3月発売の「トラック用LEDテールランプ流鏑馬スモークVer.」など、各種のトラック用LEDランプなどを展示。
<新製品の「トラック用LEDテールランプ流鏑馬スモークVer.>
営業本部部品用品企画部の石川進部長は「2024年問題で物流の停滞が心配される中、事故を起こさないことがますます重要になる。そこで我々は安全性を高めるLEDランプを提案していく」という。特にLED車高灯は、安全性向上に大きく役立つという。
またデザイン性に優れたLEDテールランプは、ドライバーにも人気とのこと。ドレスアップと同時に安全性も高めるアイテムとして、今後も人気を集めそうだ。