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2024年05月02日 17:09 / 施設・機器・IT
運送業に特化した専門求人サイト「ドラピタ」を運営するオーサムエージェントが5月2日に公開した「ドライバーの転職調査」の結果によると、ドライバーの転職理由として最も多いのは「給与への不満」ということがわかった。
調査は4月7日~25日、求人サービス「ドラピタ」を利用した20代~70代のドライバー120名を対象にインターネット上で行われたもの。
仕事で使用している車両は、中型トラック37%、大型トラック39.5%で、中大型トラックドライバーが過半数。これまでの転職回数は「5回以上」が42%で最も多く、「4回」のドライバーも含めると約6割のドライバーが「4~5回以上」の転職を経験している。
転職しようと思った理由については、「給与に不満があった」が43.5%と最も多く、次いで「人間関係に不満があった」や「会社の制度や体制に不満があった」という回答が合計65.2%。その他にも、会社の将来性や雰囲気を理由に挙げている回答もあり、給与などの条件以外にも「働きやすさ」に関する理由で転職を考えるドライバーが多い。
具体的なエピソードとしては、給与面では、「同じ仕事内容で給与がいい仕事を見つけた」、「残業代が出ないなどの賃金面に不満があった」、「配車に偏りがあり給与が不安定になった」、「給料が下がった時に理由を教えてくれなかった」など。また人間関係に関しては「3人1組の運行で自分以外の2人が煙草を吸う人だった」、「パワハラや嫌がらせがあった」、「家族との予定を相談しづらい雰囲気があった」などが挙げられている。
一方、転職先を決める際に重視するポイントは、年代によって異なる点が多い。20代は給与に合わせて休日数を重視するという回答が多く、ワークライフバランスを意識して転職先を決めている印象。また福利厚生の充実など、従業員満足度(ES)に関する回答も得られたという。
30代は給与と労働時間のバランスを重視するという回答に加えて、会社の規模や経営の安定にもこだわりを持って転職先を決めているという回答が多数。将来性も視野に入れて会社選びをしている印象だ。
40代・50代は、家庭を持っているドライバーが多いことから、給与面を最重要視しているドライバーが多い。昇給の有無、賞与の金額、手当の充実度も大きなポイントとなっている。
60代は身体への負担や休日数などが多い。また「シニア層でも正社員として働けるのか」という雇用形態を重視している回答も見られたという。
同社では、このような結果から、採用したいドライバーの年齢層に合わせて、条件・制度の見直しを行うことが採用活動のポイントになるとしており、また自社ドライバーの離職を防ぐためには『転職を考える理由』を年代別に把握することが必要としている。