日野/次世代環境トラックをアピール<ジャパントラックショー>

2024年05月09日 23:49 / イベント・セミナー

日野自動車は5月9日から開幕したジャパントラックショー2024で、小型EVトラック「日野デュトロ Z EV」と燃料電池(FC)大型トラック 「日野プロフィア Z FCV」を展示した。

<3台展示されたデュトロZ EV>
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デュトロ Z EVは22年から販売されているモデルということで目新しさはないものの、じっくりと確認している来場者が多い印象。EVトラックの導入を検討している運送事業者も多いようだ。

<床面をシースルーにして、シャシ構造をアピール>
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展示はウォークスルーバン2台とアルミバン1台の3台。ウォークスルーバンの1台は床面をシースルーにし、超低床構造を実現した専用シャシをアピール。もう1台は荷室寸法を添付し、小型トラックながら広い空間を持つことをアピールしていた。

<小型トラックだが、荷室寸法は広い>
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一方、プロフィア Z FCVも既に公開されているモデルであり、目新しさはないものの将来の大型トラックとして期待を集める燃料電池車ということで、足を止める来場者が多かった。ちなみに大型FCトラックはいすゞも開発中だが、こちらの展示は今回はなかった。

<実証中のプロフィアZ FCV>
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既に走行実証中のプロフィア Z FCVだが、開発者によると実用化はまだ読めない状況とのこと。実証の結果をフィードバックし商品化に向けて改良していきたいという。現在のところドライバーからの不満や要望はあまりないとのことだが、水素ステーションの配置と航続距離から走行ルートが限られることや、水素の連続充填が出来ないこと、積載量がディーゼル車より少なくなることなど、主に運行担当者側からの不満は少なくないという。実用化に向けては、インフラ整備とともにFCユニットの高効率化や小型化など、まだまだ課題が多いようである。

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