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2024年08月28日 13:43 / 車両・用品
セブン‐イレブン・ジャパンは、配送トラックに太陽電池を搭載する実証実験を、8月より新たに宮崎県と鹿児島県にも拡大した。
同社は、昨年12月にチルド米飯福岡センター(福岡県)が使用する2トントラックの車体上部に太陽電池を搭載し、CO2削減の取り組みおよび効果検証を実証中。今回の実験拡大は、物流配送における環境対応の取り組みを加速させるのが目的としている。
新たに追加するのは、チルド米飯宮崎センター(宮崎県)とチルド米飯鹿児島センター(鹿児島県)の2拠点で、先行しているチルド米飯福岡センターも含め、各センター2台ずつ配備。合計6台で実証実験を進めていく。また、今回追加した拠点での実験を通じて、日照時間が長いエリアや降灰エリアにおける取り組みを進める。
車両は、セブン‐イレブン店舗への配送トラックの車体上部に「CIGS薄膜型太陽電池」と呼ばれる薄型太陽光パネルを搭載したもの。発電した電力を車両走行に活用し、CO2削減および使用軽油量削減に伴う燃料コストの削減を図る。
なおセブン‐イレブン・ジャパンでは、この他にFC小型トラックの実証実験を2019年4月から継続、昨年9月より東京都と福島県で店舗配送を実施している。またEVトラックについても三菱ふそう「eキャンター」を2018年2月から導入開始、2024年にはいすゞからもEVトラックを導入し、7月末時点で計9台を店舗配送に活用中。さらにセブン‐イレブン店舗や工場から使用済み廃食油を回収してバイオ燃料を精製し、店舗への配送トラックに活用する取り組みなども実施している。