T2、JR貨物/自動運転トラック活用実証実験に向け、共用コンテナを開発

2024年11月22日 10:34 / 施設・機器・IT

自動運転トラックの技術開発を行うT2は、スワップボディトラックと貨物列車の両方に積載可能な31フィートタイプのコンテナを、JR貨物と共同開発する。完成は2025年3月末を予定している。

<31フィートタイプの共用コンテナ(イメージ)>
20241122T2 - T2、JR貨物/自動運転トラック活用実証実験に向け、共用コンテナを開発

この新しい共用コンテナは、T2、JR貨物の他、日本通運、全国通運、日本フレートライナーと5社で、来年5月から6月に実施を検討している、自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせたモーダルコンビネーション実証実験に使用するもの。

31フィートコンテナは、内容積がほぼ10tトラックと同じであり、貨物列車からスワップボディトラックに直接載せることで、貨物の積み替え等に要する作業時間も短縮することが可能となる。

実証実験では、九州・中国・四国及び東北・北海道地区の貨物を、それぞれ関西貨物駅、関東貨物駅まで鉄道で運び、関西~関東間は自動運転トラックで輸送する等の組み合わせを想定。これにより、自動運転区間における輸送ルートの複線化を構築し、輸送力の増加や貨物鉄道不通時へのBCP対応が可能になるとしている。

<「自動運転トラック×貨物鉄道」モーダルコンビネーションイメージ図>
20241122T2 2 - T2、JR貨物/自動運転トラック活用実証実験に向け、共用コンテナを開発

JR貨物、T2/自動運転トラックと貨物鉄道の連携で輸送力拡大目指す

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