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2024年11月25日 16:52 / 施設・機器・IT
デンソーと三井倉庫ロジスティクス(MSL)は、スワップボデーコンテナ車両を用いた幹線中継輸送サービス「SLOC」(Shuttle Line of Communication)を活用し、混載輸送サービスの実用化に向けた長期実証実験を開始した。実証実験は2025年5月末頃までの約6カ月間を予定している。
<実証実験におけるスワップボデーコンテナ交換の様子(2023年7月に実施した実証実験)>
デンソーが中継輸送の運行スケジュール立案、運行管理を、三井倉庫ロジスティクスが荷主との請負契約、混載の荷物管理、混載作業を担当する。
運送には、鈴与とフジトランスポートが協力。MSLが運営する、2カ所の中継地点(MSL座間事業所「神奈川県座間市」・MSL名古屋事業所「愛知県春日井市」)で貨物の混載を行い、北関東から関西、関西から北関東に輸送する。
今回の実証実験は、実際の顧客の貨物を輸送するMSLの事業活動の中で実施。SLOCとMSLの製・配・販連携ロジスティクスプラットフォームを組み合わせ、2023年に実施した前回の実証時から共同領域を拡大させた運用を行うことで、中継輸送と混載輸送を組み合わせたサービスの実用化に向けた課題をより具体的に洗い出すことを目的としている。
荷主が希望する運行スケジュールを実現しながら、複数荷主の荷物をデンソーの独自AIアルゴリズムによって算出した最適な組み合わせで混載し、積載率を向上できるかを検証。また、スマートフォンとQRコードを活用し、コンテナが正しく中継されたかを管理する中継管理システムを運用することで、さらなる改善に向けた利便性の検証を行う。