千葉県、茨城県/国交省に「都市軸道路利根川橋梁(仮称)」新規事業化要望
2025年01月23日 15:03 / 交通
千葉県と茨城県は1月22日、都市軸道路利根川橋梁(仮称)新設事業を早期に補助事業として採択し、新規事業化すること等、国土交通省に要望書を提出した。
埼玉県三郷市から千葉県を経由し茨城県つくば市を結ぶ「都市軸道路」は、つくばエクスプレス(TX)と連動して、埼玉・千葉・茨城3県連携の軸となる広域的な幹線道路。2023年11月に埼玉県と千葉県を結ぶ三郷流山橋有料道路が開通し、2024年7月には茨城県つくばみらい市からつくば市までの区間が開通するなど、全線開通に向けて整備が進められており、千葉県、茨城県の未着手区間は利根川渡河部のみとなっている。
千葉県と茨城県のTX沿線地域では、鉄道の整備に併せてまちづくりが進められ、2005年8月のTX開業後、TX沿線地域を中心とした大規模な住宅・商業エリアの整備、広域的な道路ネットワ-クの構築が着々と進められており、地域の発展、人口の増加が見られる。
なかでも都市軸道路周辺の千葉県柏市の柏の葉周辺や、茨城県守谷市の守谷SA周辺は、区画整理などの開発が進められているほか、茨城県つくばみらい市でも、新たに工業団地が整備され企業の立地が決定するなど、今後も持続可能なまちづくりが進められている。
一方、千葉県柏市と茨城県守谷市周辺の利根川渡河部では、一般道の渡河橋梁の間隔が最大で約13キロメートルと広く、その限られた橋梁に交通が集中していることから、慢性的に混雑が発生し、県境間の交流・連携、物流などの妨げとなっている。
今後のまちづくりの進展に伴い、更なる人口増加、経済活動の発展が見込まれており、将来的に発生する交通需要への対応が必要となっている。また、都市軸道路の利根川渡河部が開通することで、常磐道とのダブルネットワークが構築できるなど、災害時や渋滞時の代替路としての機能も期待できるとしている。
最新ニュース
一覧- 政府/日本郵便「軽貨物事業処分」委託先確保で国土交通省の支援表明 (09月05日)
- ブリヂストン/「技能グランプリ」「ソリューションエンジニアコンテスト」開催、683名が参加 (09月05日)
- 名正運輸/三菱ふそう「スーパーグレート」6台導入、全国主要拠点で輸送力強化 (09月05日)
- 日本自動車車体工業会/「トレーラ定期点検整備の手引き」(2025年版)策定 (09月05日)
- 久留米運送/鹿児島県出水市「出水店」を直営化 (09月05日)
- 国土交通省/全日本トラック協会にパレットの利用状況・回収時の作業状況調査で協力要請 (09月05日)
- 札幌地区トラック協会/イオンモール札幌平岡で親子イベント「トラックのがっこう」9月28日開催 (09月05日)
- 栗山自動車工業/トラック市会員による見学会を千葉支店で開催 (09月05日)
- 東九州道/佐伯堅田IC~蒲江IC(大分方面)、法面崩落で通行止め継続(5日4時) (09月05日)
- 台風15号/東京湾アクアライン、圏央道、館山道など一部区間で通行止め(5日17時20分) (09月05日)
- 9月3日からの大雨/東九州道、国道45号(気仙沼市)で土砂流入、有料道路5路線20区間で通行止め(5日11時) (09月05日)
- 9月3日からの大雨/東九州道で被災による通行止め、国道388号(宮崎県延岡市)で法面崩落など(5日4時) (09月05日)
- YKK、大王製紙、北陸コカ/異業種3社で共同輸送を開始 (09月04日)
- T2/TOTOと自動運転トラックによる衛生陶器の幹線輸送共同実証を開始 (09月04日)
- 東京都トラック協会/東京港の海上コンテナ車両待機時間調査結果を公表 (09月04日)
- 国土交通省/貨物自動車運送事業法等に係る標準処理期間の見直しに関する意見募集を開始 (09月04日)
- 千葉労働局/運送業の長時間労働改善に向けてワークショップを開催 (09月04日)
- ナビタイム/「トラックカーナビ」に特殊車両用ルート編集機能を追加 (09月04日)
- UDトラックス/地元中学生を招き従業員と英会話で交流 (09月04日)
- 軽油小売価格/全国平均154.2円(前週比マイナス0.1円)28道府県で値下り(25年9月1日) (09月04日)