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2025年01月28日 17:12 / 交通
北陸信越運輸局は1月28日、大型車のタイヤ脱落事故発生防止のため、ホイールナットのゆるみ点検を行うよう運送事業者に向けて注意喚起した。
管内では、ホイールナットの緩みを原因とする車輪脱落事故が2024年10月から12月末までに3件発生しており、今後の事故発生を危惧している。
11月13日、新潟県でトレーラの左後輪で、タイヤショップによるホイール装着時の不備により、車輪脱落事故が発生した。脱着作業からの期間は7日だった。また12月3日、新潟県でダンプの左後輪で、日常点検でのナット点検不備により、車輪脱落事故が発生した。脱着作業からの期間は1カ月12日だった。
さらに12月31日、石川県でトラクタの左後輪で、日常点検でのナット点検不備により、車輪脱落事故が発生した。脱着作業からの期間は1カ月11日だった。いずれの事故も、ナットの緩みが脱落原因となっている。
現在、事業用自動車の車輪脱落事故については、車輪脱落事故防止キャンペーン(2024年10月~2025年2月)における、街頭活動等を活用した啓蒙・周知を通じて、事故の防止に努めている。
2023年の管内の車輪脱落事故の月別発生件数を見ると、大型車の車輪脱落事故は、2月以降も発生が見られる。そのため、脱落事故の原因から、日常点検でのホイー ルナット点検の重要性と定期的な点検の徹底についての周知が必要となっている。
今回、さらなるタイヤ脱落による事故発生を防止するため、注意喚起を図ることを目的としたチラシを作成し、運送事業者への配布や運輸局ホームページを通じて、注意喚起を実施する。