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2025年02月14日 16:04 / 交通
北海道開発局は3月15日16時、道央圏連絡道路の中樹林道路(延長7.3km)を開通する。
道央圏連絡道路は、千歳市を起点とし、小樽市に至る高規格道路。中樹林道路は、北海道縦貫道江別東ICと接続し、高速ネットワークの拡充による札幌圏の連絡機能の強化を図り、地域間交流の活性化や拠点空港新千歳空港、国際拠点港湾苫小牧港等への物流効率化等の支援を目的として整備を進めてきた。
中樹林道路が開通することにより、苫小牧港~石狩湾新港への所要時間は、夏季118分が113分と5分短縮、冬季131分が124分と7分短縮となる見込みだ。
道央圏連絡道路に並行する国道337号は、道外出荷で全出荷量の約8割を占める花き(切花類)や海外輸出量が増加しているほたてなどの農水産品の輸送に利用されている。
一方で、道央圏連絡道路の並行現道区間は、市街地部の信号交差点や急カーブなど線形不良区間があり、輸送時の速達性や安定性の低下が課題となっていた。
中樹林道路の整備により、花き(スターチス類)やほたてなどの道外・海外出荷を担う新千歳空港や苫小牧港等の物流拠点への速達性と安定性の高い輸送ルートが確保され、農水産品の流通利便性向上が期待できる。
さらに、道路周辺の自治体では、道央圏連絡道路の整備による新千歳空港や石狩湾新港等へのアクセスの良さを売りに企業誘致を展開し、南幌町内では令和8年度に新たに南幌流通団地の整備が予定されている。
また、半導体製造が引き続き強い安定需要を見込んでいる中で、北海道内では千歳市内に半導体工場を建設中であり、それに伴い江別市内では企業誘致の重点促進区域が新たに設定された。
道路の整備により、周辺の工業団地と新千歳空港や石狩湾新港など物流拠点へのアクセスが更に向上し、企業立地の促進や新たな雇用の創出など、地域活性化も期待できる。