JPR/企業の共同輸送導入に関するコンサルティングを開始

2025年02月27日 14:17 / 施設・機器・IT

日本パレットレンタル(JPR)は2月26日、共同輸送マッチングサービス「TranOpt」(トランオプト)で、200社以上の企業に共同輸送の導入支援を行ってきた知見を活かし、コンサルティングサービスを開始した。

<トランオプトの概要>
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共同輸送実現にあたっての最大のハードルは、「共同輸送の相手を探す」ことであり、TranOptはこれに対応するシステム。発着地点の位置情報だけでなく、積み荷の特性や季節波動なども加味して最適な相手の候補を提示する。

<データクリーニングサービス>
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また共同輸送の相手探しの前に行うプロセスに生じるハードルでは、自社ルートの最適化がある。例えば、多数ある自社のルートの中で、どのルートが非効率なルートであるか、企業の担当者が把握できていないケースは珍しくない。さらに自社のルートを検討する際に、データを正規化したり、複数のデータを統合する作業に苦慮するケースも多い。TranOptコンサルティングサービスではこうした工程への支援メニューを用意している。

さらに、共同輸送の相手とのコミュニケーションに関するハードルも存在する。例えば、同一の企業グループ内や業界単位での輸送マッチングを行いたいというニーズは多くあるが、対話の場を運営するノウハウや人手が足りないためにスタートできない、スタートはしたが完結できないといった悩みがある。また、文化の異なる企業同士の共同輸送では、運賃の調整、テスト輸送による事前の確認作業といったプロセスが上手く進まないケースもある。TranOptコンサルティングサービスでは、企業と企業の対話を促進する「共同輸送コミュニティ」の企画運営のほか、パレット積み付けパターンのシミュレーションツールなどを用意し、共同輸送の実現をサポートする。

JPRでは、これまでもTranOptの提供を通じて、企業の共同輸送導入の取り組みに伴走してきた。その際には、システムだけではなく、業務支援やツール、メソッドの提供などにより共同輸送を実現している。今回、提供するコンサルティングサービスは、業務支援やツール、メソッドを体系化し、各企業の物流課題に併せた提案・サポートをする。

これから共同輸送を検討する企業は、個別の状況に合わせてTranOptと併せて利用することも、コンサルティングサービスのみを受けることも可能となっている。

■日本パレットレンタル(https://www.jpr.co.jp/

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